あとがき

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君じゃなきゃダメな理由

せっかく1年経った結婚記念日ということで「Your love is only mine」アフターエピソードを書きたい――そんなことで始まった2009年度版企画です。

明らかに冬休みだろう、とかいろいろあるけれども……気にしちゃ駄目。
矛盾はあって当然なんだ!とか、一生懸命に考えたけれども最初から飛ばしすぎました。
時間差のこと、全く考えてなかった……馬鹿だ、私。

無駄な悩み事

別名、綱吉嫉妬と獄寺強奪編……別名がものすごくカオス。
普段は噛み殺される・噛み殺したいというとんでもない関係の2人ですけども、恋人になったら中学生らしい恋愛も自然なのでこんなエピーソードになりました。
その代わり+10の方はとてつもないカオスなので、中学生の頃ぐらい初々しい恋愛をね!

獄寺強奪といいましたがどちらかと言うと家族レベルの心配なんです。
異性の好きを通り越して愛です。本当の意味での。母親みたいな。

彼氏が理想のタイプとは限らない!

最後の行「相手が理想じゃないからこそ求めてしまう、だからこんなにも離れられないんだ」。
お互いに長所短所を持っているから、それを補いたくて・補って欲しくて、離れられないのを表現したかったです。

雲雀さんは強く一匹狼で(綱吉にとっては)理解し難い行動の数々……きっと勉強もできるに違いない。
でも綱吉はひ弱で、泣き虫だしいつもビクビクしていて周りに愛想を振りまく。
お互い気に入らない部分ではあるけれどそれが自分にとってはないものだから欲しくて堪らない。
特に雲雀さんは独占欲強そうなイメージ。

[+10]

「おかえり」のない真っ暗な我が家

カオスの+10突入です。
相手もしくは大多数が「してほしくない」「しない方がいい」事柄をされた場合について。

綱吉の場合はあまり責め立てることは好まないと思うから、どうすればいいか戸惑いそう。
雲雀さんは綱吉LOVEなので機嫌を直して欲しくてアレコレするが無反応……雲雀さん、ごめんね。

癖とかソリが合わない相手は誰でもいるし、年月が経っても変わらない場合も多い。
飽きれる場合も多いけれど、この2人に限っては絶対にそれはないと思うし。
何とかしたいけれど上手くいかないなって悩まされる綱吉さん。頑張れ。

少し拗ねてる綱吉が書きたかったんです。
でも可愛さは大事なのでさじ加減が難しいですね。

夫婦喧嘩の翌朝

10年経つと、綱吉の方がずっと上手になると思う!
押しには弱いのは相変わらずだと思いますが。

骸を阻むように書類を出したのは、そそくさと逃げようとする骸に無理矢理押し付ける為です。
綱吉は綱吉で骸に信頼を置いているから、あまり他の人に回したくない仕事をお願いしてそう。
骸も甘いからお願いを聞いちゃうんですよね……きっと。

こんな風に喧嘩の後は仲直りして欲しいなと。
喧嘩は長引けば長引くほど気まずくなるから、その場ですぐに謝れたらいいのですが。
れれれ、冷静になれないときはキスで仲直りってのもありでしょう。あくまでこの2人の場合は、ですが。

結婚記念日間近の倦怠期

一番この中でカオスな小説です。
恋人間では結構、このパターン多いと思うのですがどうなんでしょうか。

ようは「いて当たり前」「空気」な存在になってしまって、あまり気遣いがされないことに腹を立ててる感じ。
雲雀さんの性格からして、言ったら言ったで揉めそうなので気を使っていわなかった綱吉。
それが爆発した結果、ああいう展開に――みたいな。

空気で居るのが当たり前というのはある意味で、なければいけないとも言えますが。
酸素がないと呼吸ができなくて死んでしまうので。
相手も人間だし、好きだし付き合いが長くても気遣ってるんだから、相手も少し気遣って欲しい。
それが自分にも周囲にも。
例えば「「おかえり」のない真っ暗な我が家」で雲雀さんが骸の挑発に乗らなかったり、とか。

大人の恋愛ってムズカチーネ!
表現、出来てなさそうな気がする。