僕と君の数センチの距離に隠されたもの 2024年4月17日 14歳の綱吉たちが飛ばされた10年前を妄想してみた 本誌で10年後守護者の行方について触れたので連載中止 お題配布元:ontology [su_divider top="no" style="double" size="4" margin="30"] 01 禁じられた過去 2020/05/30 ぼふん! 大きな音が鳴るとそこには現れる筈の姿はない。 それを確認して男は何事も無かったかのように歩き出す。 身長はさほど高くない、だが大人に似た色気を放ちそれとは別に近寄りがたい何かがある。 「次は中身を読む 02 朝焼けへの咆哮 2020/05/30 冬を感じさせる冷たい風が吹けば学ランが靡く。 先程まで早朝狩りと称して町内の不良全てを叩き終れば、太陽が眩しかった。 あの子が消えて3日が経った。 今の雲雀の脳内は、それだけ、だった。 1日目は「何か中身を読む 03 明日を迎え入れる力を手に入れる 2020/05/30 にっこり微笑みながら、家庭教師から生徒への精一杯の愛情を込めて名前を呼ぶ。 「なぁ、恭弥?」 呼ばれた本人は気安く下の名前と言わんばかりに不機嫌なまま。 現在午後2時、午前からほぼ張り付かれてお互いに中身を読む 04 僕はそんな君の後姿を見つめているだけ 2020/05/30 慌てた顔をするディーノたちを尻目に話は続く。 「笑えない冗談だね」 ぶすっとした表情は未来にいる恋人の雲雀恭弥と何も変わらない。 「会いに行ってもらえませんか?淋しがってると思うんです」 「あの子が戻中身を読む 05 優しい刃 2020/05/30 綱吉が雲雀を上手く修行に思考を向けさせてから5日以上経つ。 リボーンからの又聞きとはいえ報告を聞く限り、かなり順調らしい。 あれ以来、過去の雲雀とは接触していない。 (怒ってるだろうなぁ……) 実際に中身を読む